サステナビリティ

環境マネージメント

環境負荷のマネージメント

気候変動・大気汚染物質・水質汚染物質・廃棄物・化学物質などの環境問題は、
すべての企業において、製造と競争力に大きな影響を与えます。
テグテックはこれらの環境問題などに配慮するため、ESG観点への取り組みを行っています。
ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字です。
テグテック独自の”環境マネージメント戦略” (2021年8月改定)に基づき、
環境の経時変化に自動で対応可能なシステムを構築し、社会的責任を果たしています。

大気汚染

大気汚染を防ぐために、製造工程において発生する大気汚染物質をろ過する処理方法を採用しています。

当社は、環境にやさしい設備への投資・技術改善・製造工程の改善を通じて、
大気汚染物質を持続的に削減します。また、法的要求事項への対応だけでなく、
予防設備の運用効率を向上させ、潜在的な影響も最小化できるよう努力しています。

水質汚染

人間活動や気候変動による水質汚染や水不足は、世界的に深刻な課題となっています。
水は生態系において最も重要な資源の一つです。

当社は2017年、廃水処理/リサイクル施設を新たに建替えました。
製造工程で使用された水のほとんどは、廃水処理施設で処理され、
リサイクル・再利用されています。

廃棄物

持続的に資源を利用するために、廃棄物の処理を適切に行っています。
廃棄物リサイクル率の向上を環境マネージメントの目標としており、
廃棄物の焼却や埋め立てに代わる新しい用途の模索と、リサイクル技術の開発を、継続的に行っています。

今後も廃棄物の種類や量の分析を続け、リサイクル率の最大化を図ります。

 

 

気候変動への取り組み

産業の効率化

当社では、エネルギーを効率的に使用するために、全製造ラインで製造される各製品の
エネルギー消費量を迅速に測定/分析する独自のリアルタイムモニタリングシステム
FEMS:Factory Energy Management Systemを開発しました。
FEMSとは、製造のパフォーマンス向上に役立つエネルギー分析データを
社内メールシステムと連携し、関係各部署へ提供することが出来るシステムです。
FEMSで取得したデータをBSC(バランス・スコアカード)やKPI(重要業績評価指標)と連携させ、
社員が積極的に現場でのエネルギー効率化を図ることで、省エネルギーを実現しています。

エネルギー消費のパターンを分析することで、機器の入替えや運転条件の変更などの
シミュレーションができ、意思決定に役立てています。
当社は、ビッグデータ分析アルゴリズムの活用にさらなる投資を行っており、
現在では、意思決定支援システム(DSS)との連携による、
会社全体における最適なエネルギー計画に寄与しています。

 

EU・韓国 ETS制度における当社の模範事例

韓国は、欧州連合(EU)との排出量取引制度
(ETS:European Union Emission Trading Scheme)
によるソフトランディングに向け、
様々なプロジェクトを共同で推進しています。

当社は2019年、独自の会計システムの開発だけでなく
工場エネルギー管理システム
(FEMS:Factory Energy Management System)
の構築/導入を行っています。当社のこの成果は、
EU・韓国 排出量取引制度における模範事例として選ばれています。

エネルギー貯蔵システム

当社は2018年5月より、エネルギー貯蔵システム(ESS)の運用を開始しました。
電力需要の少ない夜間に、大容量バッテリーに電力を蓄えておき、
電力需要の高い昼間にそれを利用することで、昼間のピーク稼働時間の使用負荷を軽減します
このシステムにより電力供給を効率化し、エネルギー/設備利用率の向上、電力品質を安定化させます。

 

エネルギー効率の最適化

当社は、LED照明とHVAC (暖房・換気・空調)をSCADA (監視制御システム)に接続することで
温度・湿度・電力消費をすべて一括で管理しています。
当社の全PCは、操作していない時は自動的にスタンバイモードになります。
これにより、PC操作に伴う無駄な電力を削減することが出来ます。